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「魔法の館にやとわれて」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ ~ネタばれあり~

魔法の館にやとわれて―大魔法使いクレストマンシー魔法の館にやとわれて―大魔法使いクレストマンシー
(2009/05)
ダイアナ・ウィン ジョーンズ

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ダイアナ・ウィン・ジョーンズの人間観察眼てほんとにすごいよなあ。
登場人物に生身の感覚があるってのはすごい。
児童書の登場人物なのに実在感があって、なんでこれで児童書書いてるの?ッて感じ。
少女時代はさぞ「普通の女の子」圏を逸脱していたことでしょう。

しかも彼女が描く男性は私のハートにジャストミートな人がこれまた多いんだわ。
ちょこっとしか出てこない人物なのに、 こいついい~ 、とか思っちゃう。
でもクリストファーはあんまり好きじゃないな、シリーズ主役なのに。
それなのに読んじゃうんだなあ。
面白いからさあ。

血縁だからって愛せる訳じゃないってのは分ってる。
寂しい愛され方しかしなくても愛されてるのは分るし愛してる。
彼女の物語にはよくある、親戚愛憎関係だけど、今回もばっちし嵌ってる。

私的にはそういうのよく分るんだけどね。割り切れないっす、人の心って…。

アイ・ラブ・ミーな叔父さんの策略に嵌って、貴族の館に働きに出たコンラッド。
弟が兄を殺すために甥っ子を利用するんだから、児童書なのに!? いいのか、本当(◎◇◎;)。

少年クリストファーとは館に行く道すがら出会い、共に近侍見習いとして働くことになるんだけど、相変わらずスカした野郎なんだよねクリストファーは。
いい人なのに、皆に好きになれないと思われてしまう。
本当にそうだ、先生描き方うまいっす。
ただ、不名誉なことでも本当のことはちゃんと受け止めてて、偶然にもコンラッドに図星されちゃうんだけど怒ったりしないんだよね。

今回は、好きとかそんな台詞がある訳でもないのにクリストファーのラブストーリーにもなってます。
このさり気無さ、好きです(*´∇`*) つぼ嵌りまくり。
ミリーを一途に思い、グダグダ言わんと命がけで助けようとする。
ラブシーンとかないけどね。これってやっぱすごい、純愛ラブストーリーでしょう。
第5系列の世界のどこかの島で二人で暮らすって、男ってやつぁ(〃´o`)=3
ミリーはそんな問題の解決の仕方を望んでる訳じゃないでしょ。クレストマンシー捨てるんですか!?
いいなあ、ミリー、うらやましい、一度は言われてみたい台詞だなあ。


私からみたダイアナ・ウィン・ジョーンズは、本当に人間が好きできちんとよい大人になってる人。
意味わかんない?
いいよ、所詮はワタシ語だからさ。

次もクレストマンシー・シリーズが出るらしいけど、他の作品も出ないかなあ。
主役大人で読みたいんだよね。この人の作品は。

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